無事に3か月を迎えた三女は本日2回目の予防接種を受けます。
ご機嫌にニコニコなこの子に注射を打つなんて可哀想…
と思いませんか?
人一倍心配性な私は、長女が赤ちゃんの頃の予防接種では、長女よりひきつった顔をしていたと思います。
特に具合も悪くないのに
せっかく機嫌が良くてニコニコしてるのに
こんな生まれたばかりで注射なんて
副作用があったらどうしよう
こんな風に考えていて、予防接種を受けさせるのがとても憂鬱でした。
でも
必要なことはわかるし、周りのみんなも受けさせているし…
そんな私も、今では考え方が変わりました。
三女の予防接種を心配していないわけではないのですが、長女の頃よりはだいぶ心穏やかに受けられるようになりました。
それは子ども達が大きくなるにつれて考え方が変わってきたからだと思います。
赤ちゃんの予防接種
予防接種の重要性
市町村によって違うのかもしれませんが、わたしの町では出生届を出したときに予防接種票という束を受け取ります。
その中に、小児肺炎球菌やロタワクチンなどそれぞれの予診票が必要枚数入っています。
予診票と一緒に「予防接種と子どもの健康」という冊子も同封されていて、予防接種について詳しく書いていて、接種する前には内容を読んで理解して受けるようになっています。
その冊子によるとお母さんから赤ちゃんに移行した免疫は百日咳で生後3か月までに、麻しん(はしか)は12か月までにほとんどが自然消滅してしまうそうです。
これから、子どもたちは保育園や幼稚園、その他の外出など沢山の人と触れ合うことになります。
そんな中で感染する可能性がある病気は、赤ちゃんにとって思った以上に恐ろしいもののようです。
例えば
Hibによる髄膜炎は平成22年以前は、5歳未満人口10万人対7.1~8.3とされ、年間400人が発症し、約11%が予後不良と推定
公益財団法人予防接種リサーチセンター発行、予防接種と子どもの健康2020年度版から
それに対して、予防接種後の副反応として重篤症例の発生頻度は10万接種当たり1.5だそうです。
※その他、発赤などの局所的な副反応もあるので、心配な方は各自治体からの説明書き等を確認してください。
考え方の変化
冊子を読み進めると、その他の予防接種についても、やはり打つよりも打たない方がリスクが高いのだと知りました。
予防できる病気を予防せず、重症化した時に更なる合併症を引き起こしたり、将来の子どもにとっても大変なこともあるんですよね。
今では予防接種を済ませて、少しでも早く強い体にしてあげたいと思うようになりました。
小さな体で注射を何回も打って、痛くて泣く姿は親としては「可哀想」ですが、それは子どもの体を強くすることで、これから沢山の遊びを目いっぱいするためには必要なものだと思います。
打たない方がこわいかも…
三女は長女や次女と比べて泣くことが少ないので、注射して泣いたのをみると「痛くて泣いてる!ちゃんと痛みがわかってるんだな」と安心さえしています。
娘の後押し
私のこの考え方の変化を後押ししてくれたのは、予防接種についての長女と次女の記憶でした。
二人とも推奨されている予防接種はすべて摂取しています。
生後5か月頃にBCGも打ちましたが、横で見ていて「痛そう~、可哀想」と思ってみていました。
ただ、その痛かった記憶が何も残っていないということです。
腕のBCGの跡を見ても
覚えてなーい
と言います。
注射の記憶が残る歳になったあとの、季節性インフルエンザの予防接種の方が、連れて行くのも面倒なくらい。
だからこそ、覚えていないこの時期に済ませてられるのも利点だと思っています。
ニコニコの笑顔の何もわかっていない無防備な我が子を見ていると、わざわざ泣かせるとわかっている注射に行くのは心苦しいものです。
でも、痛い記憶も残りにくい赤ちゃんの時期だからこそ、お外で遊びまわるその日のために、打ってあげるのは親としての責務だと感じるのです。
保健センターの保健師さんなどに母子手帳の予防接種の欄をみて
お母さん、頑張ってますね!
わかってくれる人がいるんだ…!
と嬉しい気持ちになります。
もちろん副反応がないか医師に指示された通り観察は怠りませんし、ロタウイルスの予防接種の後は腸重積などの症状はないか神経質にはなりますが、何かあったら適切な対応ができるよう注意を払って過ごしています。
三女もまだまだ予防接種はありますが、頑張って受けさせていきます。