私は生粋の道産子ですが、子どもの頃ランドセルを6年生まで使っていたのはクラスで私だけでした。
そして6年生の最後の方にはついに波にのまれてリュックに変えた記憶があります。
それが当たり前だと思っていましたが、北海道以外の地域ではそうではないようです。
素朴になんでだろう…と気になったので理由を調査してみました!
北海道以外の地域はみんな、6年間ランドセルを背負う
今回、なぜこの話題に至ったかというと、長女がウン万円もしたランドセルを2年半も使わずにピッカピカのまま、リュックへ移行しました。
もったいないじゃない、まだまだ使えるよ!
だって、友達みんなリュックだから
理由は「友達が皆リュックにするから」
もうはや、この時が来たかと思って、残念に思いながら「友達も…」と言われると
私も弱く、リュックを購入しました。
色々な意味でせつないですが、自分も小学生の頃は周りのリュックを羨ましく思ったこともあったので、理解は出来ました。
しかし、よく考えてみると来年、次女が一年生になります。
そして傷もついてないピカピカのランドセルがあります。
そこで、「ランドセル お下がり」でネットで検索しましたが、ものの見事に否定的な意見ばかり。
でもよく読むと「6年間使ったものを…」「ボロボロなのは可哀想」
と、探しても数年でお下がりになったランドセルの話は出てきません。
「あれ?」と思い、調べると北海道という地域の特性なのか、
他の地域は当たり前のように6年間ランドセルを背負うとのことでした。
日本中どこへ行っても中学年、高学年になるとどんどん、リュックに移行することが当たり前だと思っていたので、とても驚きました。
当たり前だと思っていたランドセルの使用期間
6年間ランドセルを背負い続けることは少数派(2割くらいのイメージ)だったので、
ランドセルの平均使用期間は3、4年かと思っていました。
長女のランドセルも「どうせ途中で背負わなくなる」と言いつつ購入したものでした。
でも日本全国でみると圧倒的に6年間使用する地域の方が多いようで、ラン活もヒートアップしているのがうなづけました。
北海道内でも地域や同じ市内でも学校によって多少の差は出ると思いますが、本州などの地域と比較するとランドセルの6年間使用率は低いようです。
なぜ北海道はランドセルを6年背負わないの?
決め手になる理由がわからない
そこで「なんで北海道だけ?」と疑問が沸き起こりました。
ところが、いくら調べてもこれといった確証を得る理由が見つかりません。
その中でネット検索で見つけた、なんとなくこれかな、という理由が2つありました。
理由と思われる記事、まず一つ目は
小樽市発祥のランドセル「ナップランド」は小樽の小学生7割が使用!
https://www.johnsonhome.co.jp/media/live/otaru-bag-kids
雪も坂道も多い小樽市で、「ランドセルに代わる良いカバンがないか」と昭和45年に開発されたナップランドというカバンだそうです。このような所からも北海道には「ランドセルでなくてはいけない」という考えの薄さが見えます。
そして小樽では、このナップランドが現在も広く愛用されているようです。
理由と思われる記事、2つ目は
北海道の場合は、あ、それ確かに不便だわ、だったらこうしたらいっしょ
~中略~
歴史とか伝統とかしきたりみたいなものの縛りが薄かった、そんなものいちいち気にしていられなかった、というのもきっとあるんでしょう。
https://king-biscuit.hatenablog.com/entry/2019/05/11/000000
という道民気質によるものではないかということです。
確かに北海道には本州などほかの地域と比べると、歴史も浅いせいなのか伝統などについてのこだわりは希薄に感じます。
私は内地で生活したことがないのでわかりませんが、きっと北海道はしきたりなどについても、自由な部分が多いのではないかなと想像できます。
こちらの記事には北海道新聞の画像も載っていましたが、50年位前の記事もあり小樽のナップランドが開発される前から、ランドセル廃止の記事が掲載されていました。
それほど前から、道民にとっては「ランドセルは6年間」の縛りがないようです。
北海道教育委員会に聞いてみた
その件について特に研究されていることは残念ながらありません。
入学時はみんなランドセルを使いますが、大概は小学生の高学年頃になると周囲の動きに合わせて、リュックサックに代わっていくという傾向にあります。
北海道教育委員会の義務教育係へ問い合わせてみたものの、やはり確証が得られる情報はありませんでした。(丁寧な電話対応ありがとうございました。)
以上のことをまとめると
「これ」といった理由を見つけられなかったのですが、
その中でも調べたことを総括して推測すると
- 北海道は雪や道路状況から子供が重いランドセルを背負って歩くには過酷な環境である。
- そのためランドセル以外のカバンも検討され、採用されていく。
- 「なんもだよ」の大らかな道民性により、リュックサックに変えることに抵抗がなかった。
- 子ども達にとって軽く容量のあるリュックが中学年、高学年から使われるようになった。
このような結論に至りました。
だからこそ、綺麗にお下がりができる
ということは、否定的な意見が多かったランドセルのお下がりも、
我が家のランドセル事情とは違うものなので、
我が家では、お下がりとして使用してみようかなと考えています。
長女が6年生の時に次女は3年生です。
ちょうどランドセルの保証が切れる頃に次女がリュックに変えたいと言い出す時期かなと推測されるので、ちょうど良いかなと考えました。
ランドセルもところ変われば、色々事情があるんですね。
その他の学校での決まりも北海道では緩いところが沢山あるのかもしれないです。
わたしは、そんな「いいんでない」の北海道が大好きです♪